クラフトコーラの語源。秘められた苦みと、目覚めるような刺激。
コーラナッツとは?
「コーラナッツ(Kola Nut)」は、西アフリカ原産のアオギリ科の高木に実る種子。古来より現地の儀式や薬用、日常的な覚醒剤として用いられてきた、カフェインを多く含む自然由来の刺激物です。
実は、このコーラナッツこそが「コーラ(cola)」の名前の由来。19世紀末に誕生した初期のコーラ飲料には、実際にこのナッツが使用されていました。
クラフトコーラが「原点回帰」として再びこの素材に注目するのは、まさに**歴史と効能が詰まった“目覚めの種子”**だからこそです。
歴史と文化:古代から現代へ受け継がれるスパイス

アフリカの智慧と、世界を変えたナッツ
西アフリカでは、コーラナッツは「歓迎のしるし」として来客に振る舞われる特別な存在。儀式や交渉の場ではこのナッツを手に交わす文化が根付いています。
その後、コーラナッツは19世紀のアメリカで炭酸飲料の素材となり、世界初の「コーラ飲料」のベースとして採用されました。つまり、現代の清涼飲料文化は、この小さな種子から始まったのです。
効能と薬膳的な役割
自然由来の覚醒成分
コーラナッツにはカフェインやテオブロミンが含まれており、集中力アップや疲労回復に効果があるとされます。眠気覚ましや、やる気スイッチとして古代から用いられてきました。
消化と気巡りを助ける
薬膳では「気を巡らせ、胃腸を温める」とされ、食欲不振・倦怠感・冷えによる胃もたれなどへの処方に使われることも。コーラナッツはただの興奮剤ではなく、身体のバランスを整える役目を果たしてきたのです。
鎌倉コーラでの使い方
鎌倉コーラでは、コーラナッツは他13種のスパイスと共にブレンドされ、深いコクと引き締まる苦みを担っています。
特に、レモンやライムなどの柑橘との相性がよく、飲み口の爽快感と後味の余韻に独自のアクセントを加えます。
ただ甘いだけではない。身体が“反応する”ような飲み心地の一因が、このナッツにあります。
家庭での使い方・おすすめ商品

日本ではあまり馴染みのないコーラナッツですが、輸入品として販売されています。自家製クラフトドリンクの材料や、カフェインの代替飲料としても活用可能。
- 自家製クラフトコーラの材料に
- ハーブティーやスパイスブレンドに加えて、集中力UP
- カカオやシナモンと合わせて、スパイシーなホットチョコにも◎
おすすめ:コーラナッツ
コーラナッツは割と高価なので少量を購入すると良いです。
まとめ
クラフトコーラに欠かせない存在、それがコーラナッツ。
名前の由来というだけでなく、文化・薬効・香味すべてに
物語を持つスパイスです。
コーラナッツが持つ「軽い苦味」や「刺激的な香り」は、どこか野生的で力強い。それでいて、柑橘や甘みと出会ったときに、驚くほど深いバランスを生む。
鎌倉のような街――歴史と自然、人の暮らしが交差する場所――には、このコーラナッツのようなスパイスがよく似合うのかもしれません。
ちなみにコーラナッツは現地では「そのままかじる」と教えてもらったのでかじったら、めちゃくちゃエグいですwww
その様子を見ていたコートジボワールの友人は笑っていました(笑)