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スパイス図鑑|シナモン【cinnamon】

Blog/コラム

甘く温かな香りの記憶。古代から愛されたスパイスの正体

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シナモンは、スリランカやインド南部を原産とするクスノキ科の常緑樹の樹皮から採れるスパイスです。甘くてスパイシーな香りが特徴で、お菓子や飲み物、料理に至るまで幅広く使われています。

見た目は細長く丸まった棒状(スティック)やパウダー状で売られており、古代から「香りの宝石」とも称されてきました。その芳醇な香りは、嗅いだ瞬間にどこか懐かしさと安らぎをもたらしてくれます。

シナモンの歴史は非常に古く、古代エジプトではミイラの防腐処理に使われ、香油としても重宝されていました。聖書や中国の古典文献にも登場し、古代から神聖視されていたスパイスの一つです。

中世ヨーロッパでは富と権力の象徴とされ、シルクロードや香辛料貿易の中心的な存在でした。シナモンをめぐって国家が争うほどの価値を持っていたとも言われます。


温めて巡らせる、自然の力

シナモンに含まれるシンナムアルデヒドという成分は、体を内側から温め、血行を促進するとされています。冷え性の人や、季節の変わり目に不調を感じやすい方にとって、まさに頼れるスパイスです。

薬膳では「気血を巡らせ、寒を散らす」

薬膳では、シナモンは「温性」に分類され、「寒邪(かんじゃ)を散らす」「気血(きけつ)を巡らせる」作用を持つとされます。冷えによる腹痛や生理痛にも使われることがあり、体質改善に一役買ってくれます。

ほんのり甘い香りがもたらす心の安定

シナモンの香りには、緊張をほぐし、リラックスを促す効果もあると言われています。ストレスの多い日常に、ほんの一匙のスパイスが、心の余白をつくってくれるのです。


「鎌倉コーラ」では、14種のスパイスのひとつとしてシナモンを使用。
その甘くて温かみのある香りが、他のスパイスの輪郭をやわらかく包み込み、味全体に深みと丸みをえています。まるで、由比ガ浜に吹く夕方の海風のように、穏やかでやさしい後味を演出しています。

  • ホットミルクやチャイに加えて、ほっと一息
  • 焼きリンゴやクッキーのアクセントに
  • カレーやミートソースの隠し味として深みをプラス

おすすめ:シナモンスティック(カシア)
セイロンシナモンは刺激が少なく香り高いため、クラフトドリンクやスイーツにもぴったり。
料理に使いたい人はパウダーがオススメです。


シナモンは、体を温め、心を穏やかにするスパイス。
長い歴史と文化を通して人々に愛されてきたその香りは、現代においても変わらず、私たちの生活に寄り添い続けています。

一杯のコーラに含まれたほんの少しのスパイスが、日常の中に豊かな記憶や感情を呼び起こしてくれる――。
それが、「鎌倉コーラ」に込められた小さな魔法です。

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